池田亮司展

光や音を用いて鑑賞者の感覚を揺さぶる没入型の作品を数多く発表し、パリと京都を拠点に国際的に活躍する作曲家／アーティスト・池田亮司（1966〜）の2009年以来13年ぶりの国内大型個展として新作を含む近年の池田の活動を展観。国内初展示となる《data-verse 3》では、NASAをはじめ多くの科学機関によって一般に公開されたデータを収集し、加工、変換などさまざまな操作を経て視覚的な表現として構成された高解像度の映像作品が展示室内に投影される。約100年前に酒造工場として建造され美術館へと生まれかわった弘前れんが倉庫美術館の空間の持つ可能性を拡張し、創造性を喚起する。