江戸ものづくり列伝ニッポンの美は職人の技と心にやどる

墨田区 東京都江戸東京博物館 TEL.03-3626-9974

開催期間:2020年2月8日(土)~2月28日(金)(会期変更)

開国後の日本を訪れた西洋人が一様に驚いた日本の暮らしとともにある美を作りあげた、江戸東京で活躍した特色のある5人の名工を取り上げる。江戸が生んだ二人の蒔絵師・原羊遊斎(はら・ようゆうさい、1769〜1845)と柴田是真(しばた・ぜしん、1807〜1891)、尾形乾山の陶法を継承した陶工・三浦乾也(みうら・けんや、1821〜1889)、葛飾北斎の弟子で絵師から金工の道に転じた府川一則(ふかわ・かずのり、初代:1824〜1876)と初代の長男・二代府川一則(1855〜1919)、超細密工芸を極めた小林礫斎(こばやし・れきさい、1884〜1959)。それぞれの生涯と代表的な作品を紹介。また、1889(明治22)年に日本を訪れ、各地を訪ねて収集した漆工、染織、刀装具などを持ち帰ったヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)35点を日本初公開する。