江戸と上毛を彩る画人たち関東南画のゆくえ

高崎市 群馬県立近代美術館 TEL.027-346-5560

開催期間:2021年9月18日(土)~11月7日(日)

18世紀、文人画などの中国絵画に影響を受けて関西で興った南画は、その後各地へと伝播。谷文晁(1763〜1840)は、18世紀から19世紀にかけての江戸画壇で中心的役割を担い、関西とは異なる関東南画を大成した。今展では、文晁とその門人で江戸を中心に活躍した立原杏所(1786〜1840)、渡辺崋山(1793〜1841)、椿椿山(1801〜1854)、高久靄厓(1796〜1843)らと、金井烏洲(かない・うじゅう、1796〜1857)や矢島群芳(やじま・ぐんぽう、1798〜1869)、松本宏洞(まつもと・こうどう、1827〜1911)など上毛(群馬)の画人たちの作品を紹介し、江戸と上毛の交流の輪と、関東南画の展開に注目する。