水滴 小さき陶芸—大島国康コレクションを中心に—

硯（すずり）に水をさす時に使う水滴（すいてき）。2020年度、名古屋市在住の大島国康氏から愛知県に寄贈された「陶磁水滴コレクション」計1,062点は、中世の古瀬戸から近現代にわたり、個人による水滴コレクションとしては日本屈指の規模と内容となっている。今展では、このコレクションから約300点を選りすぐり、陶磁器製水滴の世界を概観。愛知県陶磁美術館所蔵の香合（こうごう）、茶入（ちゃいれ）などの小型古陶磁をあわせて展示紹介する。