森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020—さまよえるニッポンの私

品川区 原美術館 TEL.03-3445-0651

開催期間:2020年1月25日(土)~7月12日(日)(会期延長)

現代美術家・森村泰昌(1951〜)が2018年にジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)で開いた「Yasumasa Morimura: Ego Obscura」の凱旋展と位置づけて展観する。東京2020展用に再編集された映像作品「エゴオブスクラ」には、昭和天皇とダグラス・マッカーサー、マリリン・モンローや三島由紀夫らに扮した森村が登場し、日本近現代史、文化史に言及する(この映像を用いて会期中開催される作家自身によるレクチャー・パフォーマンスの予約受付は終了)。映像収録に用いられた小道具や舞台、衣装なども展示。さらに、エドゥアール・マネの《オランピア》(1865年)から生まれた初期の代表作《肖像(双子)》(1988年)から30年を経て、新作《モデルヌ・オランピア2018》(2018年)と競演させる。マネ晩年の《フォリーベルジェールのバー》(1882年)を原作とする最新作《劇場2020》(2020年)も発表。6月9日(火)よりウェブサイトからの日時指定予約制。