日本陶磁の源・陶邑窯—猿投窯の前に立ちはだかった巨大な壁—

瀬戸市 愛知県陶磁美術館 TEL.0561-84-7474

開催期間:2021年1月9日(土)~3月21日(日)

古墳時代に始まる国内最古の陶磁器である須恵器(すえき)。それまでの土器が900℃以下で焼かれるのに対し、須恵器は1100℃以上の高温で焼かれ、本格的な窯や技術があって初めて可能となるもので、古代最大の産業革命の一つといわれる。これを先導したのが時の大和政権であり、その革命の地こそ陶邑(すえむら)窯だった。陶邑窯に続き、やきもの界の主役となる尾張氏傘下の猿投(さなげ)窯の作品も展示し、主役交代劇についても紹介する。