新聞人のまなざし—上野有竹と日中書画の名品仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2021年2月2日(火)~3月7日(日)

大阪朝日新聞(現・朝日新聞)の創業者の一人である上野理一(1848〜1919、号:有竹)は、日本と中国の美術品収集で知られる稀代のコレクターだった。長男で朝日新聞社社長を務めた上野精一(1882〜1970)が、父から引き継いだ国宝《山越阿弥陀図》を国へ売却し、その金額を原資として1970年に設立した仏教美術研究上野記念財団は、仏教美術の研究調査や若手研究者への助成を事業の柱とし、日本の美術史研究の発展に寄与している。今展では、京都国立博物館が受贈した上野コレクションを中心に、中国の絵画や書跡、典籍を展観。さらに、現在では各所に分散した有竹旧蔵の日本美術の名品もあわせて展示する。