新版画—進化系UKIYO-Eの美千葉市美術館所蔵

萩市 山口県立萩美術館・浦上記念館 TEL.0838-24-2400

開催期間:2022年4月23日(土)~6月19日(日)

新版画は、版元の渡邊庄三郎(1865〜1962)が、浮世絵版画の高度な木版技法と版元・絵師・彫師・摺師による分業制を継承しつつ、画家の個性を尊重する芸術性の高い木版画を構想し、創始したもので、大正から昭和初期にかけて隆盛した。渡邊はフリッツ・カペラリ(1884〜1950)をはじめとする外国人画家や、伊東深水(1898〜1972)や川瀬巴水(1883〜1957)といった気鋭の新人画家と手を組み、斬新な表現をもつ作品を次々と生み出した。千葉市美術館所蔵の新版画コレクションから選りすぐりの作品約190点を展観。新版画の成立から発展の歴史を紹介する。