扉は開いているか—美術館とコレクション 1982-2022開館40周年記念展

さいたま市 埼玉県立近代美術館 TEL.048-824-0111

開催期間:2022年2月5日(土)~5月15日(日)

埼玉県立近代美術館は、1971年に開館した埼玉県立博物館の近代美術部門の収蔵作品と活動を引き継ぎ、1982年11月に開館。2022年に開館40周年を迎える。これを記念する今展では、開館前後の活動を伝える「第1章:近代美術館の原点—コレクションの始まり」、黒川紀章(1934〜2007)の設計による美術館建築や北浦和公園内の屋外彫刻作品を紹介する「第2章:建築と空間」、関根伸夫(1942〜2019)、吉田克朗(1943〜1999)、高松次郎(1936〜1998)らに着目した1970年代の美術の検証、ジャンルを超越した多彩な活動で知られる瑛九(1911〜1960)を起点としたコレクション形成、新聞や雑誌の挿絵や図案、装丁など複製芸術に軸足を置いた小村雪岱(1887〜1940)の仕事という3つの視点からコレクションを紹介する「第3章:美術館の織糸」、美術館の空間にあわせて制作されたコミッションワークやプロジェクトに注目する「第4章:同時代の作家とともに」の4章構成で、美術館の活動とコレクション形成を振り返り、今後を展望する。