戸谷成雄 彫刻

さいたま市 埼玉県立近代美術館 TEL.048-824-0111

開催期間:2023年2月25日(土)~5月14日(日)

「彫刻とはなにか」を問う根源的な思索を深めながら、精力的に作品を発表している日本を代表する現代彫刻家・戸谷成雄(とや・しげお、1947〜、長野県生まれ)は、1998年に埼玉県秩父郡にアトリエを構え、埼玉県を拠点として制作を行ってきた。都道府県立の公立美術館としては「戸谷成雄 森の襞の行方」(愛知県美術館、2003年)以来約20年ぶりの個展。1974年の初個展で発表された《POMPEII・・79 Part1》の再制作から近年の最新シリーズ「視線体」まで代表作を含む約40点。愛知県立芸術大学の卒業制作として発表された人体彫刻《男Ⅰ 斜面の男》(1973年)や、1983年に戸谷が作品の一部を燃やしたパフォーマンスから派生した彫刻作品で約40年ぶりの公開となる《地下の部屋》(1984年)など、埼玉会場だけの出品作品も。展覧会図録『戸谷成雄 彫刻』には、長野・埼玉両会場のどちらにも出品されていない主要作品の写真もほぼ制作年代順に掲載されている。

長野県立美術館 2022年11月4日(金)〜2023年1月29日(日)(終了)