徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度

太宰府市 九州国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年1月1日(土・祝)~1月30日(日)

国宝「初音の調度」は、徳川三代将軍家光(1604〜1651)の長女・千代姫(1637〜1699)が、1639年、尾張徳川家二代光友(1625〜1800)に嫁ぐ折に制作された婚礼調度。源氏物語の「初音」帖から題材を得て制作されたこの調度は、金銀を贅沢に使い、高度な蒔絵技術を尽くしたもので、日本の漆芸史上、白眉として名高い。今展では、国宝「初音の調度」のうち、刀掛(かたなかけ)、寄り掛り(よりかかり)と、同じく源氏物語「胡蝶」の場面を描いた掛硯箱(かけすずりばこ)の3件を展示し、盛岡藩主南部家ゆかりの大揃いの婚礼調度も合わせて紹介する。