建築の建築—日本の「建築」を築いた唐津の3巨匠—

佐賀市 佐賀県立博物館 TEL.0952-24-3947

開催期間:2022年9月6日(火)~10月27日(木)

明治期に体系的な西洋建築を日本で初めて学び、官・民それぞれの立場から近代日本を象徴する数々の建築を手がけた辰野金吾(1854〜1919)と曽禰達蔵(1853〜1937)。辰野は、東京駅や日本銀行本店など社会の基盤となる建築を設計。曾禰は、三菱社に入り、当時「一丁倫敦」と呼ばれた丸の内オフィス街を築いた。一方、激動の昭和期、日生劇場(日本生命日比谷ビル)に代表されるような数多くの名建築を手がけた村野藤吾(1891〜1984)。明治・大正・昭和の各時代を通じて日本の建築界をリードしたこの3人の建築家は、いずれも佐賀県唐津市出身。それぞれの志や建築作品の魅力を豊富な資料により紹介する。