平山郁夫 仏教の来た道—前編

北杜市 平山郁夫シルクロード美術館 TEL.0551-32-0225

開催期間:2022年3月26日(土)~9月13日(火)

日本画家・平山郁夫(1930〜2009)は、1959年、再興第44回院展に出品した《仏教伝来》(佐久市立近代美術館蔵)が画業の転機となり、釈迦を題材とした「仏伝シリーズ」を手がけるようになった。1968年からは、仏教をはじめとする日本文化の源流を求め、仏教伝来の道であるシルクロードを150回を超えるほど取材し、その風景や仏教遺跡などを平和を祈りながら終生描き続けた。平山郁夫シルクロード美術館では約10年ぶりの展示となる《求法高僧東帰図》(1964年、平山郁夫美術館蔵)をはじめとする「仏伝シリーズ」に関する作品やシルクロードの旅の中で描いてきた作品を、1年を通して紹介する。