幕末土佐の天才絵師 絵金

大阪市 あべのハルカス美術館 TEL.06-4399-9050

開催期間:2023年4月22日(土)~6月18日(日)

謎の天才絵師とも呼ばれる土佐の絵師・金蔵(1812〜76)は、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風などを残し、「絵金さん」の愛称で、地元高知で長年親しまれてきている。その屏風絵や絵馬提灯は、今も変わらず夏祭りの数日間、高知各所の神社等で飾られている。今展では、絵金の基準作・最高傑作として名高い、香南市赤岡町の4つの地区が所蔵(絵金蔵所管)する芝居屏風絵を展観。参道をまたぐ山門型の絵馬台や5点の屏風を飾るための大型の「手長足長絵馬台」を展示室に再現し、さらに、毎年新調されるものであったため、現存するものが非常に少ない絵馬提灯も展示する。高知県外では約半世紀ぶりとなる大規模な展覧会。