山下麻衣+小林直人—もし太陽に名前がなかったら—

千葉市 千葉県立美術館 TEL.043-242-8311

開催期間:2023年1月25日(水)~3月21日(火・祝)

2001年よりユニット活動を開始した山下麻衣(1976〜)と小林直人(1974〜)は、東京藝術大学を修了後、ドイツに渡り、アメリカ、オーストリアなど海外のレジデンスプログラムに参加し、現在は千葉県を拠点に活動している。瀬戸内の夕陽と美しい風景を背に走る自転車を淡々と記録した《世界はどうしてこんなに美しいんだ》(2019年)、富山県黒部の海岸の堤防に「∞」のイメージを蜃気楼で浮かび上がらせる様子をリアルタイムで映しだした《infinity~mirage》(2021年)など、自然や社会のさまざまな現象について、自らの行為を媒介として捉え直そうとしてきた。新作や近年制作された作品と、「海」を切り口に選ばれた作品群からこれまでの活動を概観する。