小村雪岱スタイル江戸の粋から東京モダンへ

山口市 山口県立美術館 TEL.083-925-7788

開催期間:2021年7月8日(木)~8月29日(日)

大正から昭和初期にかけて装幀、挿絵、舞台美術など多岐にわたるジャンルに新風を吹き込んだ小村雪岱(こむら・せったい、1887〜1940)の再評価の機運が高まっている。東京美術学校で下村観山(1873〜1930)に日本画を学び、卒業後に入社した國華社では古画の模写に従事。1914年、泉鏡花(1873〜1939)の書き下ろし小説『日本橋』の装幀を行なったことから、以後数多くの鏡花作品の装幀、挿画を手がけた。小村雪岱の肉筆画、木版画、装幀本などの作品を中心に、「江戸の粋」の源流である鈴木春信(1725?〜1770)の浮世絵から「東京モダン」への系譜を展示。柴田是真(1807〜1891)の漆芸や並河靖之(1845〜1927)の七宝などの明治工芸、さらに彼らの遺伝子を引き継ぐ現代作家の作品も紹介する。

岐阜県現代陶芸美術館 2019年12月21日(土)〜2020年2月16日(日)(終了)
三井記念美術館(東京) 2021年2月6日(土)〜4月18日(日)(終了)
富山県水墨美術館 2021年4月27日(火)〜6月13日(日)(終了)