出石焼—但馬の小京都で生まれた珠玉のやきもの開館15周年記念

篠山市 兵庫陶芸美術館 TEL.079-597-3961

開催期間:2020年9月12日(土)~11月29日(日)

出石焼(いずしやき)は、江戸時代後期の天明4年(1784)、但馬国出石郡細見村(現・豊岡市)において、出石の豪商・伊豆屋弥左衛門が土焼(陶器)窯を開いたことが始まりとされ、幕末維新の激動期などさまざまな困難を乗り越え、現在もやきものづくりが続けられている。その始まりから明治時代までに製作された染付や色絵、白磁の全国の美術館・博物館・個人所蔵作品を一堂に集め、その歴史や特徴などを紹介。超絶技巧と呼ぶにふさわしい出石焼の白磁の技術は大正時代に途絶えてしまったが、製作過程の再現を試み、その技術の一端に迫る。