公開70周年記念 映画「羅生門」展

中央区 国立映画アーカイブ TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2020年9月12日(土)~12月6日(日)

1950年8月26日に劇場公開された映画『羅生門』は、1951年9月にヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、1952年3月にアカデミー賞名誉賞(現在のアカデミー国際長編映画賞)を受賞。監督・黒澤明(1910〜1998)が国際的な評価を確立し、日本映画の存在を世界に知らせるきっかけともなった。今展では、黒澤の演出力だけでなく、脚本の橋本忍、撮影の宮川一夫、松山崇ら美術スタッフ、音楽の早坂文雄など、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークにも着目。世界初展示の品も含めてこうした名スタッフの功績の実際をデジタル展示も用いて紹介する。さらに三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優にも注目。ヴェネツィアでの受賞をめぐる当時の資料や、この映画が世界に与えた影響についても触れる。