中国青花(せいか)と染付磁器—京都の鹿背山(かせやま)焼—

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2021年2月19日(金)~4月4日(日)

中国明時代末から清時代の磁器は、日本の磁器の手本とされ、文様や器形が写された。酸化コバルトを主成分とした顔料で白地に青い文様が描かれた磁器は、中国では「青花」、日本では「染付」と呼ばれる。今展では、現在の京都府木津川市鹿背山で江戸時代後期から明治時代にかけて焼造が行われた質の高い磁器、鹿背山焼を取り上げ、中国の青花と日本の染付の関係の中で鹿背山焼がめざしたものを考える。