上田薫とリアルな絵画

水戸市 茨城県近代美術館 TEL.029-243-5111

開催期間:2021年10月26日(火)~12月12日(日)

日本におけるスーパーリアリズムの第一人者として知られる上田薫(1928〜)は、1970年代に発表した「なま玉子」シリーズに始まり、スプーンですくいとられたアイスクリームやシャボン玉、水の流れといった身近なものの一瞬の姿をリアルに描き出してきた。今展では、1985〜93年にかけて茨城大学教授を務め、茨城を制作拠点とした茨城ゆかりの作家である上田の仕事を代表的なシリーズによって振り返るとともに、野田弘志(1936〜)、木下晋(1947〜)、磯江毅(1954〜2007)、諏訪敦(1967〜)、伊庭靖子(1967〜)らによる、さまざまなリアルな表現を紹介する。