上方界隈、絵師済々Ⅰ

大阪市 中之島香雪美術館 TEL.06-6210-3766

開催期間:2019年12月17日(火)~2020年3月1日(日)(会期変更)

18世紀の上方(かみがた、関西地方)の画壇は、狩野派、土佐派、文人画派、長崎派、円山派など多士済々の様相を呈していた。とくに円山応挙(1733〜95)の写生画は京都で大流行し、応挙の影響を受けた呉春(1752〜1811)とその弟子たちによる四条派が町衆たちに受け入れられる。前期「京都:京都画壇の立役者たち」(〜2020年2月2日)では、円山・四条派を中心に他流派も含め京都で活躍した絵師たちを紹介。後期「大坂:独自の展開 大坂画壇」(2月4日〜)では、応挙とも関わった森狙仙(1747〜1821)・徹山(1775〜1841)の森派など、京都からの影響を受けつつ、独自に花開いた大阪画壇の動向を、四条派に焦点をあてて紹介する。