三輪龍氣生の陶 命蠢く

港区 菊池寛実記念 智美術館 TEL.03-5733-5131

開催期間:2021年4月17日(土)~8月8日(日)(会期延長)

三輪休雪(みわ・きゅうせつ)は、山口県萩市の萩焼窯元・三輪窯の当主が代々襲名している名跡。2003年から2019年まで第12代休雪を務めた三輪龍氣生(みわ・りゅうきしょう、1940〜)は、地域の伝統的な文化芸術として存続しながらも、1967年にハイヒールをかたどった白萩のシリーズを発表して以来、最新作の〈鳥人〉シリーズに至るまで、陶芸的造形の未来を予想させる先駆的な作品を制作している。山口県立萩美術館・浦上記念館で開催された「三輪龍氣生展—行け、熱き陶の想いよ。」(2020年9月〜12月)出品作から56点に同館所蔵作品と作家所蔵作品、さらに菊池コレクションをあわせた24点を加えた計80点により、半世紀以上にわたり、人間存在の意味を陶による造形で問い続けてきた作家の表現性とその魅力を紹介。