三菱の至宝展三菱創業150周年記念

千代田区 三菱一号館美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年6月30日(水)~9月12日(日)

1870年、三菱の前身となる九十九商会を創業した初代・岩崎彌太郎(1835〜1885)、弟の二代・岩崎彌之助(1851〜1908)、彌太郎の子・三代・岩崎久彌(1865〜1955)、彌之助の子・四代・岩崎小彌太(1870〜1945)は、海運をはじめとする日本の産業の近代化を担い、学者や芸術家との交流を通じて、社会に貢献することを意図して文化財の収集にあたった。彌之助が創設し、小彌太が受け継ぎ拡充した静嘉堂(1992年、創業100周年を記念して静嘉堂文庫美術館として開館)は、国宝7点、重要文化財84点を含む、約20万冊の古典籍と6,500点の東洋古美術品を収蔵。久彌が1924年に設立した東洋学分野での日本最古・最大の図書館である東洋文庫(2011年、ミュージアムを併設)の蔵書数は、国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊に及ぶ。今展では、両館の国宝12点が集結するのをはじめ、1932年に小彌太が設立した三菱経済研究所の所蔵作品をあわせ、選りすぐりの約100点(前後期で一部展示替えあり)を公開する。