ルートヴィヒ美術館展20世紀美術の軌跡—市民が創った珠玉のコレクション

ドイツのケルン市が運営するルートヴィヒ美術館のコレクションは、市民のコレクターたちによる寄贈を軸に形成されてきた。今展では、序章と「ドイツ・モダニズム」「ロシア・アヴァンギャルド」「ピカソとその周辺」「シュルレアリスムから抽象へ—大戦後のヨーロッパとアメリカ」「ポップ・アートと日常のリアリティ」「前衛芸術の諸相—1960年代を中心に」「拡張する美術—1970年代から今日まで」の7章構成で、絵画や彫刻、写真、映像を含む作品約150点を、寄贈者に焦点を当てて紹介。美術館と市民との生きた交流の証を通じて、美術館の意義と役割を見つめなおす契機となることが期待される。