モネとマティス—もうひとつの楽園

足柄下郡箱根町 ポーラ美術館 TEL.0460-84-2111

開催期間:2020年6月1日(月)(会期変更)~11月3日(火・祝)

アンリ・マティス《トルコの椅子にもたれるオダリスク》1928年、パリ市立近代美術館:海外借用作品のため展示延期

「ここではないどこか」への憧れを、理想の庭に求めて睡蓮の連作を制作したクロード・モネ(1840〜1926)と、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせて室内を飾り立てて描いたアンリ・マティス(1869〜1954)。彼らがいかにしてそれぞれの「楽園」を創り上げ、作品へと昇華させていったのかを検証する展観。海外10カ所から20点、国内21カ所から約30点の作品を借用し、計90点のモネとマティスの作品を紹介する予定だったが、海外借用作品の展示を延期せざるを得ず、開幕時点では、国内借用作品約30点を含むモネとマティスの作品約70点に、ポーラ美術館コレクションのなかから印象派やポスト印象派、20世紀の画家など関連作家の作品約20点を加えて展示。7月29日(水)からは、ニューヨークのピエール・アンド・タナ・マティス財団から借用したマティスの作品4点を、さらに8月8日(土)から、パリのマルモッタン・モネ美術館などからのモネの作品8点、北フランスのル・カトーカンブレジ、マティス美術館などからのマティスと関連作品6点が新たに展示されたため、コレクションからの出品作品は展示を終了したものがある。