メキシコ独立200周年 メヒコの衝撃メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる

市原市 市原湖畔美術館 TEL.0436-98-1525

開催期間:2021年7月10日(土)~9月26日(日) 

日本とメキシコの交流の歴史の中で、メキシコの歴史・風土・人・芸術に衝撃を受け自らの表現に向きあってきた8人のアーティストとそれぞれのメキシコ体験を多角的に紹介する。出品作家は、革命直後のメキシコに渡り、民衆の芸術を求める壁画運動に感銘を受け、帰国後も反骨の画家として生きた北川民次(1894〜1989)、自らのうちに「メキシコ的なるもの」を発見し、巨大壁画《明日の神話》を描いた岡本太郎(1911〜1996)、1955年、東京国立博物館で開催されたメキシコ美術展に衝撃を受け、メキシコ滞在を経て新たな表現へと向かった利根山光人(1921〜1994)と河原温(1932〜2014)、版画指導に招聘されたメキシコでその作風を一変させた銅版画家・深沢幸雄(1924〜2017)、メキシコ民衆が生きる世界に妖怪を幻視し、膨大な数の仮面をコレクションした漫画家・水木しげる(1922〜2015)、「死者の日」の祭りに魅了され、強烈な極彩色で魔法画を描き続ける絵本作家・スズキコージ(1948〜)、映画《セノーテ》で現世と黄泉の世界を結ぶと信じられるマヤの洞窟泉をめぐる神秘の旅を撮りあげた小田香(1987〜)。