ミロ展—日本を夢みて

名古屋市 愛知県美術館 TEL.052-971-5511

開催期間:2022年4月29日(金・祝)~7月3日(日)

スペインの画家ジュアン・ミロ(1893〜1983)は、ジャポニスム・ブームに沸くバルセロナに生まれ、生家の近くにも日本美術の輸入販売店があり、早くから日本文化への憧れや興味を示していた。浮世絵をコラージュした若き日の作品に始まり、日本文化に造詣が深い陶芸家ジュゼップ・リュレンス・イ・アルティガス(1892〜1980)とともに制作した陶器や、収集した日本の民芸品などを展示。1966年の回顧展で初来日を果たした際には、1940年に世界に先駆けてミロの単行本を著した美術評論家・瀧口修造(1903〜1979)と出会い、その後も交流を深めた。信楽や瀬戸などの窯元も訪ねている。1969年には翌年の万国博覧会のガス・パビリオンの壁画制作のため2度目の来日。今展ではスペイン、ニューヨーク、そして日本各地からミロの作品や多彩な資料約140点を集め、ミロと日本の深いつながりを紹介する日本では20年ぶりの大回顧展。【展覧会公式サイト】

Bunkamuraザ・ミュージアム 2022年2月11日(金・祝)〜4月17日(日)(終了)
富山県美術館 2022年7月16日(土)〜9月4日(日)