ボイス+パレルモ

豊田市 豊田市美術館 TEL.0565-34-6610

開催期間:2021年4月3日(土)~6月20日(日)

右:ヨーゼフ・ボイス《直接民主制のバラ》1973年 左:ブリンキー・パレルモ《無題》1974年 gigel10蔵
©VG Bild-Kunst, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2021 E4044

ドイツの現代美術家で、戦後のさまざまな芸術に大きな影響を及ぼしたヨーゼフ・ボイス(1921〜1986)は、教育者として多くの芸術家を育成したことでも知られている。今展が公立美術館での初個展となるブリンキー・パレルモ(1943〜1977)もその1人で、ボイスはのちにパレルモを自身に最も近い表現者だったと認めたという。今展は、両者の1960〜70年代の作品を中心に構成し、一見対照的な2人の作品に共通するものとして芸術を生の営みへと取り戻そうと試みた点を挙げ、社会と芸術の関わりについて、さらに芸術の営為とはなにかを見つめなおす機会とする。展示作品は、ボイス約80点(内ドローイング14点は会期途中で展示替えあり)、パレルモ約50点。

埼玉県立近代美術館 2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
国立国際美術館 2021年10月12日(火)〜2022年1月16日(日)