テキスタイル・プランナー 新井淳一の仕事

桐生市 大川美術館 TEL.0277-46-3300

開催期間:2020年7月23日(木・祝)~9月27日(日)

桐生市の機屋に生まれた新井淳一(1932〜2017)は、織物業に従事するなか、早くから未だ見ぬ布を追い求めた。先端的な繊維技術と職人の知恵や手の技、さらに化学知識との融合によって生み出された新井の「布」は、1970年代から、三宅一生、川久保玲、山本寛斎らファッション・デザイナーとのコラボレーションを実現させ、以後さまざまなプロジェクトと関わり、テキスタイルのプランニング、素材メーカーとの連携など、日本を代表するテキスタイル・プランナーとして国際的に多彩な活躍を続けた。2018年、大川美術館は、新井の長年の友人・わたなべひろこ氏より、世界的な評価を得た1980年代以降の122点の布の寄贈を受け、今展ではこれを記念し、代表的な作品を紹介する。