アイヌの装いとハレの日の着物—国立アイヌ民族博物館の開館によせて—

渋谷区 渋谷区立松濤美術館 TEL.03-3465-9421

開催期間:2021年6月26日(土)~8月9日(月・休)

2020年、北海道白老町に国立アイヌ民族博物館が開館したことを記念し、アイヌ民族の服飾文化を51点の作品により紹介する展観。「第1章 アイヌの装い」では、樹皮衣(アットウシ)と木綿衣を中心に、過去から現在に伝えられた技術を紹介。「第2章 ハレの日の着物」では、木綿で仕立てられた衣服の上に、絹、苧麻(ちょま)、木綿やウールなど多様な素材のテープ状に細長く切り裂いた布を伏せ縫いして、直線や曲線に置いた布の上から刺繍を施すルウンベと呼ばれる衣服の技術と美意識の高さを紹介する。