りんご前線—Hirosaki Encounters

弘前市 弘前れんが倉庫美術館 TEL.0172-32-8950

開催期間:2021年10月1日(金)(会期変更)~2022年1月19日(水)(臨時休館に伴い閉幕)

イギリスの現代アーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンス(1958〜)による新作コミッションワークを基点に、前回展の「りんご宇宙」とは異なるテーマのもとに、秋冬プログラムを実施する。美術館の吹き抜け空間に合わせて構想したウィン・エヴァンスの巨大な作品《Drawing in Light (and Time) ...suspended》(2020年)は、りんごの断面のフォルムや万有引力の公式、惑星の軌道といったモチーフをグラフィカルに組み合わせた光の彫刻。第二部となる秋冬プログラムでは、りんごのテロワール(土壌)としての「弘前」の地に注目。「前線」をキーワードに、弘前ゆかりの5人のアーティストの多様な作品群を美術館の空間にあわせて展示する。出品作家は、弘前の第八師団軍医だった祖父や同地生まれの父を持つ小林エリカ(1978〜、東京都生まれ、在住)、斎藤麗(1980〜、弘前市生まれ、パリ在住)、佐野ぬい(1932〜、弘前市生まれ、東京都在住)、塚本悦雄(1962〜、熊本県生まれ、弘前市在住)、1982年から弘前大学で教鞭を執りながら制作を続けた村上善男(1933〜2006)。