みやびの色と意匠公家服飾から見る日本美

奈良市 奈良県立美術館 TEL.0742-23-3968

開催期間:2020年7月25日(土)~9月22日(火・祝)

束帯(そくたい)や五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも=いわゆる十二単)などの公家装束は、奈良時代の朝服に由来し平安時代に育まれたもので、色彩の組み合わせを自然の景物になぞらえる繊細な美意識の結晶とされる。奈良県立美術館が所蔵する日本画家で風俗研究家・収集家としても知られる吉川観方(1894〜1979)コレクションの公家装束を13年ぶりに出品するのをはじめ、京都国立博物館や京都府など近府県が所蔵する作品も加えて、公家の装束の歩みと、そこに展開された「みやび」の世界を紹介。前期(〜8月23日)、後期(8月25日〜)で一部展示替を行う。