くらべてみれば、みえるもの。—長崎県美術館コレクションから

開館15周年を迎える長崎県美術館は「長崎ゆかりの美術」と「スペイン美術」の二つを柱として収集活動を行い、約8000点にのぼる美術作品を収蔵している。今展では、担当学芸員6名がそれぞれ設定したテーマ「ながれる／とどまる」「大きい／小さい」「織る／削る」「ことば／図像」「虚／実」「自然／ひと」に沿ってコレクションの中から121点を紹介。各パートのどれもが比較や対比など「くらべる」ことに焦点を当てており、作品同士の違いが際立つだけでなく、それぞれの作品が持つ特質を浮かび上がらせる。