〈国立美術館コレクション・プラス〉鴨居玲のスペイン時代—スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに

長崎市 長崎県美術館 TEL.095-833-2110

開催期間:2023年4月7日(金)~6月11日(日)

長崎県田平村(現・平戸市田平町)に本籍があった画家・鴨居玲(1828〜1985)の最も充実した時期とされる1971年2月から3年8ヶ月にわたるスペイン時代。鴨居はマドリード滞在期、何度もプラド美術館に通い、とくにスペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラ(1591〜1652)の作品から「光と闇」の表現をはじめ多くを学んだ。今展では、リベーラの《哲学者クラテース》(1636年、国立西洋美術館蔵)を借用し、長崎県美術館が所蔵する鴨居のスペイン時代の作品9点と比較展示する。〈国立美術館コレクション・プラス〉とは、各地の美術館と連携し、そのコレクション展示をより充実したものとすることを目指して、国立美術館と国立アートリサーチセンターが新たに開始した事業。