阪神名勝図絵と青山政吉—描かれた神戸・大阪—

芦屋市 芦屋市立美術博物館 TEL.0797-38-5432

開催期間:2019年4月13日(土)~6月30日(日)

1905年に開通した阪神電鉄沿線は住宅地として急激に開発され、その頃の阪神間の景観を描いた《阪神名勝図絵》は、1916年に大阪朝日新聞に連載された後、30点からなる彩色木版作品として出版された。大阪生まれの青山政吉(1920〜1994)は、京都市立絵画専門学校で日本画を学ぶかたわら洋画も学び、戦後パリで洋画を学んで帰国後は、水彩画に転じて全国の風景を描いた。《阪神名所図絵》の版画30点と、2015年に芦屋市立美術博物館に寄託された青山政吉の芦屋や西宮をはじめとする阪神間を描いた作品全55点を展示し、風景画の魅力を紹介する。