開館30周年記念 美術館へのおくりもの—寄贈によるコレクション成長のあゆみ

水戸市 茨城県近代美術館 TEL.029-243-5111

開催期間:2018年4月21日(土)~6月3日(日)

茨城県近代美術館は、その前身である茨城県立美術館が開館した1947年からおよそ70年にわたる作品収集の中で、作家や遺族、個人コレクター、画廊や地元企業などから多くの作品の「寄贈」を受けてきた。寄贈によるコレクション成長のあゆみを、過去の展覧会の記憶とあわせて紹介する。近年遺族より寄贈を受けた新発見の《伊原元治氏像》(1920年)を初公開。洋画家・中村彝(1887〜1924)が、早世した親友・伊原元治(もとはる、1888〜1918)の写真をもとに描いた肖像画を残された伊原の妻に進呈したもので、制作から98年後に初めて家族以外の眼に触れることとなった。