鈴木春信ボストン美術館浮世絵名品展

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2017年9月6日(水)~10月23日(月)

多色刷りの美しい木版画、すなわち錦絵が誕生した明和期(1764〜72)に活躍した浮世絵師・鈴木春信(1725?〜1770)。現存する春信作品の8割以上が海外に所在しており、日本では、1970年の「春信—没後200年—」(東京国立博物館)、2002〜3年の「青春の浮世絵師・鈴木春信」(千葉市美術館・山口県立萩美術館・浦上記念館)以来3度目の春信展となる。今展は、春信作品600点以上を所蔵し、世界一を誇るボストン美術館のコレクションより、1882年に来日し、7年かけて収集した日本美術をボストン美術館に寄贈したウィリアム・スタージス・ビゲロー(1850〜1926)のコレクションを中心に、関連作品も含めて全150点による構成。「春信を育んだ時代と初期の作品」を紹介するプロローグに始まり、春信の代表作を展示する5章を経て、春信風の作品を紹介するエピローグ「春信を慕う」で締めくくる充実した展観は見逃せない。世界で1点しか確認されていない作品や、初の里帰り品も多数出品されている。  

名古屋ボストン美術館 2017年11月3日(金・祝)〜2018年1月21日(日)
あべのハルカス美術館 2018年4月24日(火)〜6月24日(日)
福岡市博物館 2018年7月7日(土)〜8月26日(日)(予定)