酒飯論絵巻ようこそ中世日本の宴の席へ

京都市 茶道資料館 TEL.075-431-6474

開催期間:2018年10月6日(土)~12月4日(火)

「酒飯論(しゅはんろん)絵巻」は、酒が好きな男、飯と茶を好む男、酒も飯もほどほどを良しとする男の3人がそれぞれの説を論じる物語に、ご馳走をふるまう絵がつけられたもの。室町時代に成立し、江戸時代を通して多くの写本が作られた。今展では、国内に所蔵される酒飯論絵巻のうち、文化庁本、三時知恩院本、静嘉堂文庫美術館本、群馬県立歴史博物館本、茶道資料館本など8点を一堂に集め、全場面を解説。写していく間に変化していく様子がわかる。描かれている長柄銚子、盃、碗なども展示し、中世日本の宴の世界と現在まで続く茶事との関わりについても紹介する。