都路華香—装飾表現の現代化—

笠岡市 笠岡市立竹喬美術館 TEL.0865-63-3967

開催期間:2018年2月16日(金)~4月22日(日)

都路華香《石清水》右隻 明治40(1907)年 笠岡市立竹喬美術館蔵

都路華香(つじかこう、1870〜1931)は、四条派の流れを汲む幸野楳嶺(こうのばいれい、1844〜1895)門下で、菊池芳文、谷口香嶠、竹内栖鳳とともに楳嶺四天王と呼ばれ、独自の個性をもつ装飾表現を展開した。近年、基準作の少ない華香の第1回文展出品作《石清水》が発見され、画業の展開について徐々に明らかになってきている。写生・草稿を含めた華香の作品約40点と、同時代に活躍した上村松園、香嶠、芳文らの作品約20点を展示。華香作品の独自性と魅力を紹介する。