豪商の蔵—美しい暮らしの遺産—貝塚廣海家コレクション受贈記念

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2018年2月3日(土)~3月18日(日)

和泉国(現・大阪府)貝塚で,天保6年(1835)に廻船問屋を開業した廣海家は、米穀商、肥料商、株式投資、銀行経営などを通して、地域の産業発展を支えた。廣海家の4棟の土蔵に所蔵されていた大量の書画、茶器、調度などが京都国立博物館に寄贈され、6年にわたる調査の成果として、1,000件を超える寄贈作品の中から、そのほとんどが初公開となる117件を披露。解説付の図録も刊行された。幕末から戦前にかけて営まれた豊かな暮らしを伝える品々を一堂に展示する稀有な機会といえるだろう。