藤田嗣治 本のしごと文字を装う絵の世界

駿東郡長泉町 ベルナール・ビュフェ美術館 TEL.055-986-1300

開催期間:2018年6月23日(土)~10月30日(火)

藤田嗣治 1928年頃  撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press

藤田嗣治(1886〜1968)は、1913年フランスに渡り、1919年にサロン・ドートンヌに出品した6点全て入選し、パリ画壇での評価を確立したが、当時のヨーロッパは挿絵本興隆の時代であり、ピカソやシャガールらによる挿絵本が人気を集めていた。藤田も生涯を通じて50冊を超える挿絵本をフランスで手がけ、30点以上が1920年代に出版されている。今展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930〜40年代の日本での出版に関わる仕事、1950年にフランスに移住した後の大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、家族や友人に送ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示。さらにベルナール・ビュフェ美術館では、同館所蔵の藤田が猫26匹を描いた六曲一双の屏風《猫》(1936年)を特別公開する。

西宮市大谷記念美術館 2018年1月13日(土)〜2月25日(日)(終了)
目黒区美術館 2018年4月14日(土)〜6月10日(日)(終了)
東京富士美術館 2019年1月19日(土)〜3月24日(日)