荒木経惟 写狂老人A

新宿区 東京オペラシティ アートギャラリー TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2017年7月8日(土)~9月3日(日)

1960年代より今日まで第一線で活躍を続け、すでに500冊を超える写真集を上梓している荒木経惟(1940〜)の、新作だけで1000点を超える作品によりその現在進行形を伝える大規模な個展。タイトルの「写狂老人A」とは、老境に入って一層精力的に制作を続けた葛飾北斎(1760〜1849)が70代半ばで「画狂老人卍」と号したことになぞらえ、2011年以来、荒木自身が名乗っている。荒木の制作の原点ともいえる1960年代のスクラップブックの中から《八百屋のおじさん》第1巻(1964年)を、スライドショーやレプリカも交えて初公開しているのも興味深い。東京都写真美術館で開催する「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971—2017—」(会期:7月25日(火)〜9月24日(日))との相互割引を行なう。