若冲と光瑤伊藤若冲とその画業に魅せられた石崎光瑤の世界

金沢市 石川県立美術館 TEL.076-231-7580

開催期間:2018年6月23日(土)~7月22日(日)

江戸中期に京都に生まれた伊藤若冲(1716〜1800)は、重要文化財《仙人掌群鶏図襖》(大阪・西福寺)に代表される緻密な描写と極彩色の作品を手がける一方、近年石川県で発見された《象と鯨図屏風》(MIHO MUSEUM)のようなユーモラスな表現の水墨画も残している。若冲に深く傾倒し、鶏図の模写も行なった北陸出身の石崎光瑤(1884〜1947)は、竹内栖鳳の画塾に学び、花鳥画に独自の境地を見出した。若冲作品38点、光瑤作品14点により、近世と近代の花鳥画の世界を紹介する。