花のジャポニスム—ガレ、ドーム、ラリックに咲く日本の花—

諏訪市 北澤美術館 TEL.0266-58-6000

開催期間:2018年4月4日(水)~2019年3月31日(日)

日本の美術工芸品がヨーロッパでブームとなり、印象派やアール・ヌーヴォーの誕生に影響を与えた「ジャポニスム」と呼ばれる現象のなかで、これまであまり注目されてこなかった日本の植物に焦点をあてる。たとえば、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、デザイナーのエミール・ガレ(1846〜1904)のフランス・ナンシーの自宅の庭には、世界各地から集められた2500種を超える草木が植えられていたが、そのうちの約400種類は、キク、スイレン、アヤメ、フジなど日本関連の品種だったという。今展では、北澤美術館が所蔵するガレとドーム兄弟(兄オーギュスト、1853〜1909、弟アントナン、1864〜1930)、ルネ・ラリック(1860〜1945)らのガラス工芸品の中から、日本の花をテーマとする作品を選び、約100点を展示する。