絵描きの筆ぐせ、腕くらべ住友コレクションの近代絵画

京都市 泉屋博古館 TEL.075-771-6411

開催期間:2018年5月26日(土)~7月8日(日)

明治後期から昭和にかけて、大阪や京都、東京にあった住友家の邸宅では、それぞれの地域の画壇に所属する日本画家たちの作品が掛けられ、鑑賞されていた。江戸で狩野派と南蘋派を学び、近畿を旅して円山四条派ややまと絵派、浮世絵など古今の諸流派を学び、諸流派の画法を融合した独自の作風で描いた菊池容斎(1788〜1878)を「近代」の幕開けととらえ、近代ならではの表現を求めた各地域の画家たちの筆ぐせに注目する。幕末明治から昭和まで、22作家の作品26点。さらに近世以前の日本・中国の絵画11点を参考出品する。