生誕135年 石井林響展千葉に出づる風雲児

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月14日(月・祝)

千葉県山武郡士気本郷町(現・千葉市)生まれの石井林響(1884〜1930)は、16歳で上京後、橋本雅邦(1835〜1908)に入門。はじめ「天風」と号して、歴史画から色鮮やかな風景画や田園風俗画へと大きく画風を展開させながら画壇で活躍した。大正8年(1919)の第1回帝展より「林響」という号に変えて出品。1926年、郷里に近い千葉県山武郡大網町(現・大網白里市)に画房「白閑亭」を新築して拠点を移し、南画や文人画をめざした新たな画境も喝采を博したが、わずか45歳で病を得て没した。林響旧蔵の中国清時代の画家・石濤の《黄山八勝画冊》(重要文化財、泉屋博古館蔵)も特別出品される。