生誕130年 漆芸作家 高野松山今よみがえる究極の技

文京区 永青文庫 TEL. 03-3941-0850

開催期間:2019年4月27日(土)~7月3日(水)

熊本生まれの高野松山(たかの・しょうざん、1889〜1976)は、東京美術学校で帝室技芸員の白山松哉(しらやま・しょうさい、1853〜1923)から蒔絵の技術を習得。永青文庫の設立者、細川家16代の細川護立(1883〜1970)の支援を受けて、目白台の細川廷内に住み込んで制作を行ない、1955年に重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定された。「第1章 近世の漆工」では、江戸〜明治時代の漆芸作品を細川家の大名道具より紹介。「第2章 高野松山と近代の工芸」では、永青文庫で所蔵する高野松山作品全12点と、同時代の陶芸・竹工・金工作品を、「第3章 近代の絵画」では、横山大観、下村観山らの同時代の絵画を展示する。