生誕120年 中村忠二展オオイナルシュウネン

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2018年6月22日(金)~7月29日(日)

上から時計回りに、《青い星の下で》1959年、モノタイプ・紙、筑波大学・石井コレクション
《扉》1968年、墨・紙、筑波大学・石井コレクション
《春夏集 第二巻》より 1966年、モノタイプ・紙、個人蔵
《野の女》1959年、モノタイプ・紙、筑波大学・石井コレクション
《からす西へ行く》1968年、モノタイプ・紙、練馬区立美術館蔵
《銭がなくなると》1968年、モノタイプ・紙、東御市梅野記念絵画館蔵

現在の姫路市生まれの中村忠二(1898〜1975)は、20歳で上京。水彩連盟展や光風会、国画会などに出品しながら制作を続け、晩年の20年間は練馬区貫井で過ごした。1958年よりモノタイプ(ガラスや金属に描画して紙に転写する版画技法)の研究を始め、大作を残している。また詩画の制作にも取り組み、生前5冊の詩画集それぞれ限定200部を自費出版し、縁のある人に無料で配布した。初期の油彩画から、水彩画、版画、詩画まで約80点を紹介する、ゆかりの地では初めての回顧展。