生命と美の物語 LIFE—楽園をもとめて開館記念展Part1

富山市 富山県美術館 TEL.076-431-2711

開催期間:2017年8月26日(土)~11月5日(日)

ポスターデザイン:佐藤卓

1981年に開館した富山県立近代美術館は、20世紀初頭から現在にいたる世界・日本・富山の美術の流れをたどる優れたコレクションで知られていた。また、1985年より日本で唯一の世界的なポスターコンペティション「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」を開催し、ポスターやデザインチェアの収集も特色とされてきた。2016年末に移転準備のため閉館。富山駅北側の富岩運河還水公園西地区に新築移転し、富山県美術館と名をあらためて、このたび全面開館。これまで以上にデザインの視点を取り入れ、「アートとデザインをつなぐ」世界で初めての美術館をめざすという。開館記念展Part1は、国内の美術館、個人所蔵、アメリカ、フランス、ドイツの美術館から借用した名品と館の所蔵作品をあわせて177点を展示(会期中、一部展示替えあり)。コレクション展では、「自然・風景」「肖像」といった7つのテーマ毎に所蔵作品を紹介。開館記念購入作品の藤田嗣治《二人の裸婦》(1929年)を初お披露目する。また、ポスターと椅子を中心としたデザインコレクションに加え、富山県出身の美術評論家・瀧口修造コレクションと、世界的な音楽家シモン・ゴールドベルク&山根美代子コレクションが常設展示される。