現代版画の展開

和歌山市 和歌山県立近代美術館 TEL.073-436-8690

開催期間:2017年4月8日(土)~6月25日(日)

1950年代以降、駒井哲郎(1920〜1976)、棟方志功〈1903〜1975〉、浜口陽三(1909〜2000)らの版画作品がサンパウロ・ビエンナーレなど海外の美術展で相次いで入賞し、1957年には東京国際版画ビエンナーレ展が始まった。1970年代になると先鋭的な現代美術の作家たちが版画の特質を積極的に表現手法に取り入れるようになり、現代版画を専門とするギャラリーや版画工房の設立、版画雑誌の創刊など版画が注目されるジャンルとして定着した。こうした展開を回顧しつつ、和歌山県立近代美術館が1985年から5回にわたって開催した和歌山版画ビエンナーレ展に入賞した国内作家の作品を紹介する。